
Expo 2025 大阪・関西万博
スコットランドのゲーム、コンシューマ、ヘルステック、エネルギー転換産業の最高峰が、2025年万博で大阪・関西に集結します。これらの企業に関する情報や、スコットランドと日本が理想的なビジネスパートナーである事を会場でご確認ください。
輸出実績
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54億ポンド
(約1兆400億円)
2024年度のスコッチウイスキーの総輸出額
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15,316 トン
2023年度に日本に輸出
された鯖の重量 -
1億8200万ポンド (約360億円)
2023年度のスコッチウイスキーの日本に対する輸出額
2025年3月末時点のレートで変換
スコットランドとのビジネス
スコットランドは、イノベーション、協業精神、優れたビジネス生態系で知られた理想的な投資、貿易先です。
スコットランドのビジネスは、好奇心と改革の優れた歴史により築かれています。
作業チームは野心的で、包括性があり、協業と職人技を重視しています。
スコットランドのソリューションは世界中のあらゆる所で使われています。
また、様々な分野で豊富な機会が提供されている事で、優れた人材がスコットランドにやって来ます。ここでは、個人が自分のスキルを発揮し、世界的に競争できる環境の一員となることができます。
2025年大阪・関西万博での スコットランド
当万博は、世界中の最新のイノベーションを見出す絶好の機会となります。
4月から10月までの6か月の期間中、推定2,800万人が集まり、 未来の社会の創造に貢献するべく、アイデアを共有し、イノベーションを探求し、ネットワークを
構築することになります。
スコットランド政府、VisitScotland、South of Scotland Enterprise、Highlands and Islands Enterprise、Scottish Enterpriseが協力し、万博にスコットランドの革新的なアイデア、発明、製品を持ち込みます。
当日イベントを三つ行い、コンシューマ、ゲーム、ヘルステック、エネルギー転換産業におけるスコットランドの専門知識、テクノロジー、職人技をご披露する予定です。

コンシューマに関しては、スコットランドは質の高い製品の設計、製造、製作の豊かな歴史により、世界的に優れていることが知られています。
ツイードやタータンなど、スコットランドの著名な製品が国の伝統を受け継ぐ一方で、倫理的で持続可能な生産に重点を置いており、21世紀の価値観に合致しています。
高品質で環境への影響が少ないという精神は、繊維から食品や飲料まで、スコットランドのコンシューマ製品全体に浸透しています。
スコットランドの魚(サーモン、最近では鯖を含む)とウイスキーは、スコットランドにとって重要な輸出品であり、高級品として世界的に評価されています。
しかし、スコットランドのコンシューマ産業には、伝統的な方法や持続可能性への重点以外にも多くのものがあります。スコットランドの企業は、食品安全性、原産地、栄養など、世界的な課題に対する革新的なソリューションを生み出す最前線に立っています。
職人技、伝統、革新の組み合わせが、日本の消費者をスコットランドのブランドに引き付け続けています。
スコットランドのゲーム企業は、日本のゲーム文化にとって完璧なパートナーです。
スコットランドは 1980 年代からゲームの進化において先駆的な役割を果たし、世界で最も人気のあるゲームのいくつかを生み出してきました。私たちのゲームの過去は素晴らしいものですが、将来の計画はさらに素晴らしいものです。
私たちは、ゲームが単なる娯楽以上のものであることを知っています。ゲームは教育、イノベーション、起業家精神に貢献し、経済に変革をもたらす可能性があります。そのため、スコットランドでは「国家ゲーム行動計画」を策定し、ゲーム産業生態系が成長と改革の巨大な可能性を実現できるよう支援します。
スコットランドにはすでに、315のゲーム会社、74のサポート会社、34のゲーム専門技術会社、120名を超えるパートタイム/個人クリエイターやフリーランサー、1つのeスポーツ組織、750以上の配信者が存在します。
創造性を育み、業界の進歩を促進するのに最適な活気ある産業生態系が構築されています。また、世界レベルの教育機関がゲーム開発、制作などの複数のコースを提供しており、成長を支える人材の確実な流れが形成されています。
スコットランドは、遠隔医療/看護の開発と展開の先駆者として国際的に認められており、全国で80,000人を超える患者がこれらの分野のプロジェクトに参加しています。
スコットランドは国際的な医療システムと連携し、DX、遠隔医療、AI診断等の知見を共有しています。
スコットランドの協働産業生態系は、製品/サービス開発、試作品作成、検査、製造、規制等に関して企業をサポートしています。また、学界、産業界、国民保健サービスの連携も促進しています。
スコットランドは、特に地方や遠隔地が、世界的な医療課題の実証基盤(テストベッド)として機能する絶好の立地条件にあります。これは、日本がその人口動態の健康課題に取り組むために良きパートナーとなり得ます。
事実、キヤノンメディカル、テルモ株式会社、ニコン株式会社などの大手日本企業はすでにスコットランドに投資しており、最先端の医療技術の開発のためにこの地に拠点を置いています。
再生可能エネルギー専門家のネットワーク、豊富な天然資源、エネルギー革新の伝統を持つスコットランド企業は、エネルギー転換分野をリードしています。
国内では、再生可能エネルギー、特に洋上風力などの分野で、技術的および科学的開発の限界を押し広げています。スコットランドは、45GWプロジェクトが進行中で、世界トップ10の洋上風力市場です。これらのプロジェクトを支えているのは、米国ヒューストン以外では世界最大の洋上エンジニアリング知識の集結です。
スコットランド企業の革新的な製品とサービスは、世界中の国々でネットゼロ目標を達成するのに役立っています。日本もその1つであり、炭素排出量を削減するために、洋上風力とグリーン水素の複数のプロジェクトでスコットランドとすでに協力しています。
英国パビリオンでの注目イベント
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ヘルスケア
イベント2日目は、
ヘルスケア産業をご紹介します2025年6月26日
英国パビリオン -
エネルギー
トランジションイベント3日目は、
エネルギー転換産業をご紹介します
2025年9月18日
英国パビリオン
日本とスコットランド:完璧なパートナーシップ
2024年、スコットランド政府は対日貿易・投資特使を任命しました。この任命は、双方間のビジネスと文化の長い歴史の中でごく最近のものです。
スコットランド人は、19世紀に日本に移住した最初の西洋人に含まれます。その後、多くのスコットランド人と日本人が互いの国で足跡を残しました。多くの場合、双方にとって同じように重要な足跡でした。
たとえば、トーマス・グラバーは1857年にスコットランドから日本を訪れた初期の訪問者の1人でした。その後長らく、彼は長崎で複数の事業に携わりました。彼の存在は今でも長崎に残っています。彼が住んでいた家は現在、人気の観光地になっています。スコットランドと長崎のつながりは、2019年にラグビーワールドカップでスコットランドチームが長崎に迎えられたときに再び注目されました。
東京初の超高層ビルは、エディンバラ生まれのW.K.バートンが設計し、1890年に建設されました。一方、スコットランドでは、東京生まれの渡辺嘉一が1882年にフォース鉄道橋の建設現場監督を務めました。彼と橋の設計者たちの写真は、現在スコットランドの20ポンド紙幣に刻まれています。
スコットランドの土木技師リチャード・H・ブラントンもその一例です。ブラントンは日本の海岸沿いに灯台を建設しました。これが現在の横浜市の基礎です。このスコットランドと横浜のつながりは、2018年にスコットランド政府と横浜市が協力宣言に署名したことで再び深まりました。
しかし、スコットランドと日本の関係を最も永続的に反映しているのは、おそらくリタ・コーワンと竹鶴政孝でしょう。2人は1934年にグラスゴーで出会い、当時政孝はウイスキーの蒸留について学んでいました。2人は一緒に日本に戻り、日本で2番目に大きな蒸留所であるニッカウヰスキー社を設立しました。

スコットランドのフォース橋(前景)とフォース鉄道橋(後景)
共通する価値観
スコットランドと日本は、優れたウイスキーへの愛だけでなく、伝統に対する評価も共有しています。
伝統的な工芸、建築、織物の手法は、現在でも両国で作られている製品に見ることができます。
ハリスツイードのようなスコットランドの伝統的な織物は、アウターヘブリディーズ諸島の島民によって今も手織りされています。
このような本物らしさと職人技に対する評価が、スコットランドと日本の消費者を結びつけています。
卓越した評価
伝統と正当性を重んじることは、スコットランドのビジネスでは非常に重要です。
スコットランドの製品が世界的に優れた品質で評価されているのはそのためです。
スコットランドの食品や飲料、特にウイスキーやシーフード製品は、その卓越した品質により、世界中で常に選ばれています。
スコットランドといえばサーモンですが、世界最高のカシミア、ウール、ツイードを生産していることでも有名です。 しかし、スコットランドは製品だけでなく、あらゆる面で卓越性を追求しています。スコットランドの企業は、ライフサイエンスから宇宙まで、さまざまな業界で世界初のイノベーションとソリューションを生み出してきました。
革新の歴史
スコットランドには、何世紀にもわたって革新的な精神が存在してきました。
実際、スコットランドやスコットランド人によって多くのものが発明されてきました。
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グランド・
セフト・
オート -
ATM
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使い捨てコンタクトレンズ
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MRI
スキャナー -
ペラミス波力エネルギー
変換 -
潮流タービン
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テレビ
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ワクチン
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指紋採取
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哺乳類の
クローン -
電話
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空気タイヤ
継続的なパートナーシップ
スコットランドと日本の関係は何世紀も前に始まり、今日も成長を続けています。
日本企業は、スコットランドの企業がもたらす価値と、ビジネス拠点としてのスコットランドの大きな可能性を急速に認識しつつあります。
EXPO 2025 大阪・関西万博は、スコットランドが提供する恩恵をすでに享受している企業に続き、さらに多くの日本企業がその足跡をたどるチャンスです。
以下に、企業の例をご紹介します。
東京のゲーム開発会社コナミは、エディンバラを拠点とする開発会社 KeelWorksと 4 年間にわたって提携してきました。
コナミと KeelWorks は、2021 年にスコットランドの開発会社である KeelWorksのデビュー作である CYGNI: All Guns Blazing のグローバル・パブリッシング契約を締結しました。
コナミの開発戦略マネージャーであるリチャード・ジョーンズ氏は、KeelWorksを「若くて才能のあるスタジオ」と呼び、「このような素晴らしいプロジェクトでこのチームと協力できることは本当に光栄」と述べています。
また、「初めてプレイした時から、これが KONAMI の古典的なゲームの DNA を体現していることがわかっていました。私たちの制作プログラムの目標の 1 つは、それらの古典的なゲームの精神を呼び起こすゲームに取り組むことです。」とも述べています。
KeelWorks チームは、Expo 2025 でこのゲームのデモを行う予定です
株式会社トンボは1876年に日本で設立されました。高品質の学校制服、スポーツウェア、ヘルスケアアパレルの製造で有名です。
トンボが使用する主要な素材はタータンです。歴史のある会社が最高品質のタータンを調達したのは、生地の発祥地に拠点を置く同じように歴史ある会社からでした。
Lochcarronは1988年以来、トンボのためにタータンをデザインし、供給してきました。このタータンは現在、日本全国の120以上の学校で使用されています。
2016年、トンボは140周年を記念して、再びLochcarronと協力し、特別な記念タータンをデザインしました。これはその後、同社の従業員の制服や顧客向けの記念品に組み込まれました。
住友電気工業株式会社は、スコットランドのハイランド地方に海底ケーブル製造工場を建設中です。これはスコットランド史上最大級の対内投資プロジェクトです。
スコットランドの洋上風力エネルギー部門は、世界の投資家にとって大きな可能性を秘めています。スコットランドはこの業界で世界トップ10の国として認められており、30 年間で 45GWが進行中です。スコットランドは革新的な再生可能エネルギー技術の最前線に立っています。これには、世界初の深海風力プロジェクトや世界初の浮体式風力発電所が含まれます。
Sumitomo Electric UK Power Cables社のMike Engelbrecht副社長は次のように語っています。「当社は西半球の戦略を検討しました。北海の沖合エネルギー部門には大きな開発機会がありました。スコットランドは非常に優れた位置にあり、当社は英国とヨーロッパの急速に拡大する再生可能エネルギー産業に近づくことができます。」
キヤノンメディカルシステムズは、エディンバラに先駆的な研究開発センターであるキヤノンメディカルリサーチ・ヨーロッパを構えています。
ここから、日本本社や米国、カナダ、フランス、デンマークの拠点など、ヨーロッパや世界各地のキヤノンメディカルの拠点と緊密に連携しています。
このセンターは、多様性に富んだチーム、スコットランドの活気あるヘルステック産業生態系や主要大学との提携を活用し、AIとヘルスケアのイノベーションを実現し、人々の生活に意味のある変化をもたらしています。
単にビジネスだけではなく
スコットランドには、革新的なソリューション、幅広い産業、ビジネス拠点としてのメリット以外にも、多くの魅力があります。
スコットランドは、豊かな文化と好奇心にあふれた、温かく歓迎的な地域です。
スコットランドに訪問し、住み、働き、勉強するといったことがどのようなことなのか、Scotland.orgopens in a new window で詳しくご覧ください。